公開日:2014年2月9日
CentOS にポートスキャンツール Nmap をインストールして使ってみる
Nmapとは
Nmap とは、オープンソースで開発されている高機能なポートスキャンツールです。なお、GUI 版の Zenmap はマルチプラットフォーム対応(Windows, Mac OS X, Linux etc) しています。
以前の記事では、Kali Linux の Nmap を利用しましたが、今回は Nmap を CentOS にインストールして使用してみます。実際のところ、Kali Linux を企業で使用するのは難しいケースもあると思うので、こちらの方が現実的かと思います。
Nmap のインストール
CentOS に Nmap のインストールするのは、yum コマンドで簡単にできます。
# yum -y install nmap
なお、yum コマンドでインストールできるのは、nmap と libpcap パッケージで、公式サイトにあるRPM でインストールするパッケージ(nmap, zenmap, ncat, nping)と異なることは意識しておいた方がよいかもしれません。
ただ、yum コマンドでインストールした方が、CPU の種類や Nmap のバージョンを意識しないで済むので、yum コマンドでのインストールの方が簡単です。
Nmap を使ってみる
Nmap で CentOS (192.168.11.9) のポートスキャンを行ってみます。
# nmap 192.168.11.9 Starting Nmap 5.51 ( http://nmap.org ) at 2014-01-10 11:40 JST Nmap scan report for 192.168.11.9 Host is up (0.00060s latency). Not shown: 996 filtered ports PORT STATE SERVICE 22/tcp open ssh 80/tcp open http 443/tcp open https 3000/tcp closed ppp MAC Address: 08:00:27:0A:62:8E (Cadmus Computer Systems) Nmap done: 1 IP address (1 host up) scanned in 4.98 seconds
簡単ですね。
Nmap には、サーバーのバージョンを取得する –A オプションなど、様々なオプションがあるのでいろいろ試してみてください。
但し、あくまで Nmap は自分の管理下にあるサーバーに対して行うようにしてください。
スポンサーリンク
カテゴリー:ツール
コメントを残す